こんばんは!
今日はしとしと雨が降り続き、
外に出るのも億劫だったので、
午後は読書をしようかなって思い立ちました。
本棚を眺めていて、
ふと目に留まったのが
『潜在意識教育』(野口晴哉著、全生社)。
去年、野口整体のワークショップに参加して、
そのときに講師の山上亮先生から
紹介を受けたのがこの本でした。
その冒頭の一文です。
「親は子供をよりよく育てるとかで、
自分の理想を託したり、
自分に都合の良いようなことを
上手におしつけたりして
それを教育だというが、
子供の方は教育の必要を
感じていないばかりか、
植木や盆栽みたいに親の勝手な
形に整えられることは迷惑である。」
(序文)
東京都港区、みたいなところに住んでると、
そういうのってよくあります。
小学生になる前に、
植木化、盆栽化しちゃってるって事例。
さらに、直接的な物言いが続きます。
「もし人が健康にならなければ、
そういう心の使い方、教育の方法は
間違っていると私は信じている。
私の結論はいつでも健康で元気になると
いうことを求めている。
どんなに世の中に良いことであっても、
その人の体を壊すようなことであったならば、
或いはそういうふうに育てられたために、
その人が健康でなくなるようであったならば、
それは間違っていると私は簡単に
結論を出している。
子供が丈夫に育ち、
大人が元気でニコニコして
快く生活していられるならば
それは正しい。」(p.2)
本当に、そうなのよね。
どんなにすばらしいナントカ教育を
受けたところで、
その子が健康にならないんだったら
それは何かが間違ってる。
実に当たり前なんだけれど、
これだけ情報があふれかえっていると、
それに流されて
顕在意識がそれを「そんなわけない!」って
否定すること、あります。
こんなにいい学校へいったんだからとか、
こんなに教育費をかけたんだからとか、
こんなに有名な先生に習ってるんだから、
・・・とかとか。
でもね、子どもはまだ成長過程で、
今のナントカ教育が
将来のその子の健康につながるのか
もしくは不健康につながっちゃうのかって
ことまでは、親もわからないってことが
とっても難しいのです。
どんな親だって子どもを
わざわざ不健康にしようって
思ったりはしていません。
子どもを盆栽化している親だって、
それはそれで、必死なんですよね。
必死すぎて没頭しているうちに、
ハッと気づけば
子どもが盆栽になっちゃったってだけ。
我々のような凡人は、
野口センセのような鋭い眼力も
直観力も持ち合わせていないから、
子どもに内在するもの
(体癖なり、気質なり)を
簡単には見抜くことができません。
だからナントカ教育に飛びついて、
とりあえず「大丈夫!」っていう
保証が欲しんだよね。
一人の親としての私は、
その気持ちは痛いほどわかる。
本当に難しい、な。
・・・なんてことを
思っている土曜日の夜でした。
それではこのあたりでまた今度!
いつでも
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いらしてくださいね。
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